[7周年特別企画] アリー 人生逆転ゲーム(4)
アリー 人生逆転ゲーム(4)『青い天井』
*バレンタイン特別記念2夜連続
「今回、アリーくんのデビューに協力してくれるテレビ局。つまり
ローラ側の勢力が存在するテレビ局というのは・・・」
「・・・・・・」
「イロイロ調べた・・・ が・・・、少しよくわからない部分が
あり、結論はもう少し先にしておこう。」
「教えてくれないんですか?」
「念の為。といっても、大体の見当は付くけれど・・・ 万が一
というコトもあるかもしれないからね。」
「そーですか・・・」
「これで概ねの説明は終わり。あとは何か質問があればどーぞ。」
「あの・・・ 場所っていうのは・・・」
「ああ・・・・・ そうかそうか 一応 言っとかないとな・・・・
・・・・」
「通常は、室内で誰かに見つからないように、チマチマと・・・
こっそりやるモノなのだが・・・」
「青天井・・・ 天井がない状態・・・ 要するに、部屋の外・・・
もし、そのような場所を引き受けてくれるのならば別・・・」
「だから 青天井やりたくなったら アリーくん やるがいい・・・・
・・・・! 受けてもらえるぞ・・・・・・・・・・!」
「いや・・・・・・ こそこそ いきますよ しばらくは・・・・・・
・・・・」
「そりゃ そうだ・・・・! 初っ端から バカなコトは できんよな
・・・・・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・どーしたの? なにか気になることある?」
「いえ・・・ なにか・・・ そういう場面・・・ なんかマンガで
見たことがあるような・・・・」
「ふーーーーんn・・・・・・ なかなかスルドイね・・・」
「チンコロとか・・・ 青天井とか・・・ 受けてやるぞ・・・ だとか
色々と思い当たる所・・・ あります・・・・・・」
「・・・・・・」
「もしかして・・・ それって、カンチョーなんじゃ・・・」
「カンチョーだろうな・・・ まず間違いなくカンチョー・・・」
「実際、全身茶色の服着てるし・・・ カンチョーと考えていいだろうな
ただ単に、カンチョー言いたいだけかもしれん」
「やはり・・・・・・」
「フフフ・・・ これで大体のハナシは掴めただろう・・・
では・・・・ そろそろまいろうか・・・・・・!」
「はい・・・ デビューに向けて・・・ がんばります・・・。」
「フフフ・・・ 期待しているよ。見事、自分の役割を果たせると
良いな・・・。 そして・・・ 自分自身も・・・」
「本来、地の底から這い上がるコトなど、到底不可能な状態・・・
可能性がゼロだったアリーくんがどこまで出来るか・・・」
「陰ながら応援しているよ・・・ では、話はここまでだ、そして
また、何年後・・・か 会いに行こう。」
「あなたはどうするの・・・?」
「まあ、今から色々と調べてみる。さっきの味方のテレビ局のコトは
大体、察しは付いたからいいとして・・・」
「その逆。敵の息のかかっているテレビ局のコトを調べよう。まあ、
普通に考えて、味方のテレビ局とライバル関係の局だろうケド。」
「後は、それが正しいかどうか調べるだけ。もしかしたら、敵、味方
協力してアリーをデビューさせるかもしれないしね。」
「フフフ・・・ それでは・・・ また明日・・・」