[7周年特別企画] アリー 人生逆転ゲーム(3)
アリー 人生逆転ゲーム(3)『他人の関係』
「本来なら枕要員の子などを表舞台に出すということは
あってはならないのだけれど緊急事態なら致し方ない」
「今回、アリーくんには、ハーフタレントとして活動し
『第2のローラ』として活躍してほしい」
「第2のローラ?」
「そう、『第2のローラ』、できればローラみたいな
雰囲気のタレントを目指してほしい」
「もしかしたらローラみたいなハーフタレントを偶には
つまみ喰いしたいだけかも。しれない」
「ローラに似た雰囲気を持つアリーくんを差し出して
それで満足してもらえれば幸い。win、win」
「お互いにね」
「・・・・・・」
「気に入ってもらったら、その人物と愛人契約を結ぶとか
何回か寝るとか・・・。そういうコトになるかな?」
「その後のコトはアリーくん次第だけれど・・・。
イマイチ・・・」
「アリーくんの過去のコトをはっきり聞いていないから
よくわからない。全然初心者じゃしょうがない・・・」
「・・・・・・」
「やったことはあるだろう・・・・・・・・?
チンコロくらい」
「一応・・・・・・」
「そうかい・・・・・・・・・・。じゃあ、一応説明しよう
簡単さ・・・・・ 普通のチンコロと同じ」
「ただ、普通のチンコロと違う点は、それが裏社会で行われる
地下チンコロだということ。」
「やりたい人だけで、人数もアバウト。向いてんだな、こういう
地の底でやる営業としては・・・・・・・・・・!」
「・・・・・・・」
「あと、覚える事といえば政治家とか、企業とかの役物・・・
まあ、実際には、全員そういうコトを好むとは限らず」
「結果 目なしってこともしょっちゅうだ 目なしとなれば・・・・
当然・・・・」
「悪印象を与えるかもしれない。あと、目なしよりも悪いのは
マスゴミに発覚・・・・ あるいは」
「ションベンといって振ってる途中こぼれた時だ。しかもションベンは
それが出た時点で 次回なし・・・・・・!」
「・・・・・・・・」
「まあ ションベンだけは 注意して振りゃあ避けられるんだ
肝心な場面でこれをやると・・・・・・・・・・」
「冷えるからな・・・・・・!」
「・・・・・・・・・・」
「まあ、今回のターゲット、狙う相手は一人だから、あまり深く
考える必要性もないかもしれない・・・ 当然」
「『成功すれば』のハナシだけどね。ま、失敗したら失敗したで
イロイロと使い道はあるだろうと思う・・・よ」
「ゴミには・・・ ゴミなり・・・のね。我々は小さい事務所だし
ローラは一番大切な存在だからね・・・」
「あの・・・ 相手って・・・」
「最初に話した通りよく解らない。 ・・・と言っても、まあ、
何も手がかりがない訳じゃない。」
「何か手がかり・・・。方向性が決まれば、少し、なにか
わかるかも・・・ しれない」
「・・・・・・」
「で・・・。その手がかりというのが、テレビ局の中にローラ側の
協力者がいるかもしれない。というトコロ・・・」
「アリーくんが、今回デビューできるというコトは、普通に考えて
テレビ局のバックアップ、協力は必要だろう・・・ね。でも」
「トップシークレットな事柄だし・・・。協力をお願いする局は
絞りたいトコロ・・・。その局の安全性の問題もある」
「過剰に親しくしていると、思われたくはないと思うよ。付かず
はなれず。適度な距離。」
「そして・・・ 現在解っているいるコトとして、アリーくんの
初出演は『日本テレビ』と聞いてる」
「日本テレビ・・・ですか。」
「ただ、注意しなきゃイケナイのは、初出演だからといって協力的か?
というコト。単なるゴリ押しかもしれないし・・・」
「『フジテレビ』にも現在、ローラが出演しているレギュラー番組が
ある。もしかしたら協力的なのかもしれない。」
「アリーくんが出演する日本テレビなのか、ローラが出演している
フジテレビなのか、それとも別の局なのか・・・」
「・・・・・・」
「しかし・・・ 総合的に考えれば・・・」